経済金融

【日本株】双日の1Q決算について

yuta8068@gmail.com

7月31日に保有銘柄の双日の1Q決算が発表された。
概ね堅調な結果だったがコンセンサスには届かず、株価としては市場の反応は前日比0.67%上昇と微妙な結果で終わっている。

今回は双日の1Q決算内容を確認し、今後の方針を考えていきたい。

【双日の1Q決算の概要】

税引き前利益は411億円(前年比64.8%増)、純利益は302億円(前年比43.4%増)と通期純利益1300億円の計画に対し、まずまずの堅調のスタートとなった。

ただし、コンセンサスには届かず、サプライズ感はゼロである。

セグメントごとの動向を確認しておこう。
○化学:大幅増益(メタノール価格上昇等寄与)
○エネルギー・総合インフラ:増益(豪州インフラ事業の新規連結、米国省エネ関連事業の取引増加)
○リテール・コンシュマーサービス:大幅増益(ベトナム事業好調)
○航空・交通インフラ:増益(豪州公共交通事業新規連結等)
○自動車:赤字幅縮小(前期の赤字事業撤退が奏功、中南米販売持続的貢献)
○生活産業・アグリビジネス:減益(海外肥料事業が不調→少雨による作付遅れ等)
○金属・資源・リサイクル:減益(原料炭事業の生産効率低迷。価格自体は上昇も生産効率が足を引っ張る構図)

7大セグメント中の5つで増益である。
特に双日が目指す資源依存から非資源へのシフトの進行が明確である。

株主還元としては、年間180円の累進配当方針を堅持している。

【まとめ 〜今後の見通しと方針について〜】

今回の決算の評価は堅調の一言に尽きるだろう。また、為替影響は軽微であり、円安恩恵はほとんど無さそうである。
各セグメントが成果を出しており、過去最高益の年間1300億円達成に向けた堅調なスタートと言える。年間計画達成の確度は高まったと言えるだろう。

一方で冒頭で触れているがサプライズ感はゼロである。従って、直ちに株価が上昇していくとも考えにくい。PERは現状8.5〜9台と低迷しており、大手商社に比較して低い位置である。今回の決算結果から、2Q以降も確認していく必要はあるものの、堅調な業績がいずれ市場評価の見直しにつながる可能性は大いにあると思われる。

よって、直ちに売却する理由もなく、中長期的な値上がり期待と累進配当期待から、当面ホールドすることが正しいように思う。

今後も双日の決算やニュースを注視しつつ保有を続けていく方針である。

※追記
このところ双日だけでなく、商社全般の株価が思わしくない状況である。
その中で、双日の決算結果は堅調、住友商事は良好と言える。
イラン情勢等の国際情勢が混沌とする中で堅調は業績を確認できたので、配当利回りも悪くは無いので、いずれセクター自体が見直される可能性はあるだろう。
ただし、日米の円安に対する協調為替介入実施が濃厚となる中で、日経平均株価自体が為替の影響を受けて、双日等にも波及する恐れはある。円高基調に転換するかが重要なポイントである。
とは言え、長い目で見ればホールドの安心感がある銘柄である。

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青髭
青髭
会社員、個人投資家
日本個別株に投資を続ける個人投資家です。本業が会社員のため限られた時間でしっかり成績を残し、本業に支障がきたさない事を念頭に投資を続けています。 経済、金融、投資に関する適切な情報発信を心掛けていきます。
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