【ドル円・日本株】上半期の投資を振り返って
6月1日でちょうど2026年も半年が経過した。
年始と状況が変化しているので、主要保有銘柄の状況を確認しておきたい。また、イラン情勢、日銀の動向、為替の見通しも考えておく。
【日経平均は大幅上昇、一方で・・・】
日経平均は年始から29%近く上昇している。特に4月以降は半導体・AI銘柄の上昇が顕著である。
一方で筆者の保有する双日はほぼ年初来のプラスが0になってしまった。住友化学は31%の上昇、沖縄電力は20%の下落である。
双日は購入する時期が良かったので、まだプラス圏だが商社株全体が不調なのでいつマイナスになるか不透明感が漂う。
住友化学が好調なのは業績が良く増配していることもあるが、何と言っても半導体材料事業が好調なこと、半導体銘柄が市場全体を牽引しており、そのトレンドに下支えされている状況である。
商社株や電力株等はイラン戦争から明確に暗転した。
【イラン戦争の行方】
イランはイラン戦争が始まる前から二桁以上のインフレ率に苦しんできた。制裁や原油安、通貨安等が原因として考えられているが、米国・イスラエルとの戦争によって拍車がかかり、直近ではなんと50%である。
一方で、米国も対イラン戦でミサイル等の弾薬を3〜5割程度消費しているとされ、補充が進んでいるとは言え、開戦当初のような高強度の攻撃を継続することは難しいと考える。
米国とイランの交渉は進展しているものの妥結には時間がかかりそうである。
日本は原油輸入の多くを中東に頼っているので、影響は甚大である。その為、内需株や半導体・AIを除く工業関係銘柄が低迷している。逆に言えば、終戦が見えてくれば内需株や景気敏感株に再び資金が回ってくる可能性はあるだろう。
【日銀と為替の動向】
イラン戦争とその影響を完全に払拭できるまでは日銀は利上げに踏み切りにくいのではないか。ドル円も160円前後を上限に前後する展開が続くだろう。
イラン戦争が終結した場合は円高に振れる可能性が高いが、日経平均の上昇と並行する場合、大きく円高には振れないかもしれない。
【AI需要は本物か】
AI需要はバブルという意見もある。一部の企業やセクターで資金が循環しているだけという言説もある。
もちろんその側面もあり、上昇しすぎた株価はいずれ調整される可能性があるだろう。
一方で、普段会社員をしていて実感するのは、AIを仕事で触れる機会がかなり増えていることである。効率化の為にプレゼン用の資料作成や調べ物には必須の感も出てきている。勿論、AIの検索結果には誤りが含まれることが多いので、ソースの確認は必須ではあるのだが、、。
採用面接でAIが担う事例が出てきていたり、アンソロピックの最新AI「ミュトス」をメガバンクが導入する報道を見るに、AIは徐々に社会インフラになりつつあるようである。AIがさらに高性能化し、より経済活動に根付く可能性は高いだろう。少なくとも、今後経済活動において全くAIを使用しない社会は考えにくい。
銘柄についてはAI、半導体、半導体材料、半導体装置、半導体関連、建設、電力、等幅広い銘柄に恩恵が出てくるはずである。一方で、短期間で株価上昇しているのは事実であり、銘柄によっては業績が実態を伴っていない場合は株価が乱高下することも考えられる。
【まとめ】
半年間を振り返ると最も投資効果が高かったのは住友化学、次いでイデコのインデックス投資であった。
筆者の個別銘柄は現物なので、イラン戦争が終わるまで気長にホールドする予定である。AIはインフラになりつつあるので、半導体銘柄への投資機会も探っていきたい(とは言え、ほとんど割安な銘柄は残っていないのだが、、)。
