【ドル円・日本株】衆院解散選挙と株価について
高市首相が衆院解散を決断し、その報道が流れてから日経平均株価は54,000円を超えて上昇した。その後、やや落ち着いて日経平均先物は52,000円台まで戻している。
今回は2月8日投開票の衆院選の行方と株価の関係を考えていきたい。
【自民党の議席と株価】
昨年高市内閣が発足してから株価は大幅に上昇した。高市内閣の政策への期待感からである。とは言え、自民党は少数与党であり、連立政権は衆院でかろうじて過半数である。高市首相はこうした状況を打破し自身の政策を推進すべく、解散に踏み切ったと考えられる。
東証の多数を占める投資家は海外勢である。様々な声はあれど、国際的には「責任ある積極財政」は日本経済にポジティブという評価だと言えるだろう。
期待感が大きいだけに、衆院選の結果次第では株価は大きく変動する可能性がある。目先では27日公示後の情勢調整等で概ね議席予想がなされるので、そこで株価は若干動く可能性がある。
現時点で判明した情報を元に、自民党の議席数と株価を考えてみる。
①自民党が単独過半数
高市内閣がこのまま高支持率を維持した場合、可能性として考えられるだろう。
現在の内閣支持率はメディアにもよるが概ね60〜70%前後であり、低くても50%台後半である。第2次安倍政権時発足時や岸田内閣よりも高い水準なので、公明党の連立離脱や参政党の存在等を考えても可能性はあるだろう。
仮に単独過半数を超えた場合は、株価は大幅に上昇する可能性が高い。今回の衆院選は自民党の政党支持率が回復していないことや中道改革連合の誕生等、不確定要素が多く恐らく市場も単独過半数については半信半疑の状況なのではないか。その為、このシナリオはややサプライズとなるだろう。
②自維連立政権で過半数超え(議席増加)
メインシナリオである。この場合は、株価はほぼ横ばいか微増となるだろう。
議席増加が前提となるため高市首相の政権基盤の強化が見込めるので、市場にとっては基本的にポジティブな展開である。
③自民党敗北
連立政権が議席を減らし、高市首相が辞任するシナリオである。このシナリオでは高市政権の終焉が予想されるだけでなく、与党の枠組みや次の総理大臣の予想も難しくなり政治の不安定化も見込まれる。内閣支持率は石破政権時よりも大幅に高い状況なので、市場は敗北を織り込んでいない可能性が高い。
その為、このシナリオだと市場に対しては大きなネガティブサプライズになるだろう。
市場へのインパクトの大きさは③>①>②の順となると予想する。
各種世論調査や情勢調査は随時発表されるので、それによっても株価は左右されるだろう。
【まとめ】
基本的には自民党が優勢ならば株価も上がりやすい構図である。
今回の衆院選は超短期決戦であり、与党の枠組みが大きく変化して初めての国政選挙である。その為、情勢については読みにくい部分が多く、情報を集め備えておく必要がある。
